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店長 ボルの日記

Always Look on the Bright Side of Life.
月別アーカイブ  [ 2008年04月 ] 

右巻き 


兄ちゃん
「『マイナーチェンジシリーズ』一時中断。
先日感じた事を、ちとコラム風に…。」

「最近、北京オリンピック関連が、色々と話題になってます。
聖火リレーも『Extreme Torch Relay』 ( エクストリーム聖火リレー ) なんて、
シャレで競技化され、動画があちこちでアップされてたりして…。」

「『中国憎し』とまでは言いませんが、ワシも"右巻き"の人間なんで、
諸々の中国関係のニュースは、不愉快な気持ちで見ておりますが、
これに便乗して、
『中国人は、日本国内から出て行け』なんて言う人も中にはいたりします。」

「先日、本業と関係無い仕事で、ある印刷・製本の会社を訪れました。
色々お偉いさんから話を聞く予定があったんですが、
少々待ち時間がありまして、煙草を吸える所が無いか先方の方に尋ねました。
今のご時勢、会議室、応接室共"禁煙"になっている様で、
工場の喫煙所しか吸える所が無いとの事。
まぁ、吸えればどこでも構いません。場所を伺って、一人喫煙所へ。
丁度、工場の休憩時間と重なった様で、
何箇所か設置されていた喫煙所はどこも人が一杯でした。
その中の一つにワシもお邪魔して、至福の一服を…。
と、ある事に気付きます。
そのワシがお邪魔した喫煙所、ワシ以外全員が中国の人達。
会話が皆、中国語。中国語の中にも色々言語があるらしいですが、
ワシには区別が付きません。
付きませんが、少なくとも日本語ではありません。」

「一服を終えて、お偉いさんからの話を聞いている時に、
ちょっと気になって、何名位中国の方が働いているのか尋ねてみました。
所謂"工員"としては、8割から9割が中国の方だそうです。
従業員全体としては、もうちょっと比率は低くなるらしいのですが、
純粋に工員としては、その位だそう。
つまり、"係長"とか"課長"とか"部長"などは、
今の所全員日本人なんだそうですが、
実際に現場で働いている人達の8割以上が中国の方達って事らしいです。」

「その業界の方々には申し訳無いですが、印刷業と言えば、
昔で言う所謂『3K』。キツイ仕事である事は皆さんご存知だと思います。」

「お偉いさんとの話も済んで、特別に製本をしている工場を見せて頂きました。
あまり詳しい事は言えませんが、
国内シェアNo.1企業の店舗配布用の新しいカタログを作っている工場でした。
同じ敷地内に、
第五工場まで持っている大きな会社だから取れた仕事かも知れません。
"ライン"の仕事はどれもそうですが、
機械に合わせて人間が働く様な所があります。
そして基本的に機械は一回動かしたら、ちょっとやそっとでは止めません。
その工場も、昼食の12時~13時の1時間、15時~15時15分の15分間。
そして通常は18時終業なのですが、
伺った日は納期が迫っていた為21時まで残業予定だそうで、
18時~18時30分までの30分間。
一日に機械を止めるのは、この3回、1時間45分のみ。
機械が動いている間、工員の方々は『途中抜けて一服』なんて事はせずに、
立ちっぱなしで作業をしていました。
見るからに重労働です。今ワシが『やれ』と言われても、
果たして勤まるかどうか…。」

「それでも現場の行員の方々は、黙々と作業をしています。
もう"尊敬"以外の言葉は見つかりません。
これまた失礼な言い方かも知れませんが、
その様な環境に贅沢を知った日本人の若い人が、
"工員"希望で入社してくるのは稀だそうで、
その工場で働いていたのは、いずれ管理職になる予定で、
現場を覚える為に機械を動かしている日本人の若者。
昔っから工員一筋、職人な日本のお爺さん達。
そして、その他は全員中国の方でした。」

「聞けば、気が付いたらこういった比率になっていたそうで、
日本の若者は、入社しても半分も残らないそうです。
ワシは『日本の若者は、だからダメなんだ』とか、
『中国の人は辛抱強くて逞しい』とか、そんな事を言うつもりはありません。
なんせ"右巻きの人"なんで…。
これは、社会や環境が影響して長い年月の内に今の状況になっただけで、
強いて言えば、ワシ等や、
もっと上の年代が"良かれ"としてきた結果なのです。」

「今回の事で、ワシが思ったのは、
『中国人は、日本国内から出て行け』と言っている人達は、
どれだけの覚悟があってそう言う言動をしているのだろう、と言う事。
この工場一つをとってみても、
働いている中国の方々全員を日本人で補おうとした場合、
恐らく、相当の人件費を確保しないと人は集まらないでしょう。
中国の方々が安い労働力だ、と言う事ではなく、
同じ賃金では、日本人の労働力の確保は難しいだろうと言う事。
それでなくても『少子化』が叫ばれて久しいのですから…。」

「従業員の賃金が上がれば、それは商品の価格に反映されます。
今流行のフリーペーパーや、お店でタダでもらえるカタログなどは、
スグに姿を消してしまうでしょう。
紙媒体の価格の高騰は、広告費の高騰にも繋がります。
今の日本で、広告費にお金を使わない企業は無いのではないでしょうか。
確かに『広告を打ってる余裕などウチには無い』と言う所もあるでしょうし、
『広告など打たなくても、ウチには"ウデ"がある』と仰る企業もあるでしょう。
ただ、現実には会社が大きくなればなるほど、広告費の割合は増加します。
つまりは、
身の回りにある物全ての価格が高騰する可能性があると言う事です。」

「今の日本の社会を下支えしているのは、
外国人労働者だと言っても過言ではありません。
例えば建設業界も数年前、
規制の関係で産業廃棄物の処分費が高騰しました。
それでも何とか価格の高騰を最小限に留め様と頑張っている、
産業廃棄物処分業者の"置き場"では、
アフリカ系の方々が汗を流して働いています。
彼らがいなかったら、どうなっていたでしょうか…。」

「これが今の日本の現実です。
『"紙"は廃れる』、『その内、ネットに取って代わられる』と言われ続け早幾年。
未だ、"紙"は媒体の王様である、と『本好き』のワシは特にそう思います。」

「『言論の自由』が、一応形式上存在する日本で、
どんな発言をするのも基本的には自由です。
ですが、その発言には現実を受け入れる"度量"と、
それによって起こりうる未来を受け止める"覚悟"が必要なのではないか、
と思うのです。
"絵空事"や、"机上の論理"でものを言うのは、
あまりにも幼稚で、利己的なのではないか。
と、思い至った一日なのでした。」



今日の一曲


by


ボル
「して、その心は?」
兄ちゃん
「トニ・ブラクストンの'93年のヒット曲『ブリーズ・アゲイン』です。
この人は、何とも声が色っぽくて良いですね。
彼女にとっては、やっぱりベイビー・フェイスとの出会いが大きいでしょう。
姉妹ヴォーカルグループThe Braxtonsで歌っている所を、
ベイビー・フェイスに見初められ、ソロデビュー。
ソロデビューアルバム『Toni Braxton』のリリースに先駆けて、
デュエット曲『Give U My Heart』をリリース。これもヒットしています。
また、トニの抜けたThe Braxtonsはアルバム『So Many Ways』をリリース。
中でも『Slow Flow』は大ヒットを記録。にも関わらずその後自然消滅的に解散。
良いアルバムだっただけに残念です。

しかし、何と美しい姉妹なんでしょうね。
姉妹グループと言えば、ワシ等の年代はノーランズですが、(笑)
それでも一番上のお姉さんが…、とかあったりなかったり…。
この姉妹は4人が4人とも美しい。
どこかで、4人揃ったThe Braxtons再結成なんて話が、
あると良いなぁ。なんて思っております。」

「なお、リンク切れの際は、ご容赦下さいね♪」

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犬の十戒

1.
My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you buy me.

私の一生は10~15年くらいしかありません。
ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです。
私のことを買う(飼う)前にどうかそのことを考えて下さい。


2.
Give me time to understand what you want of me.


私が「貴方が私に望んでいること」を理解できるようになるまで時間を与えてください。


3.
Place your trust in me-it's crucial to mywell-being.


私を信頼して下さい...それだけで私は幸せなのです。


4.
Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.


私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。
貴方には仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょう。
でも...私には貴方だけしかいないのです。


5.
Talk to me sometimes. Even if I don't understand your words, I understand your voice when its speaking to me.


時には私に話しかけて下さい。
たとえ貴方の言葉を理解できなくても、私に話しかけている貴方の声で 理解しています。


6.
Be aware that however you treat me, I'll never forget it.


貴方がどれほど私を扱っても私がそれを忘れないだろうということに気づいてください。


7.
Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.


私を叩く前に思い出して下さい。
私には貴方の手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど、私は貴方を噛まないように決めている事を。


8.
Before you scold me for being uncooperative, obstinate or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I'm not getting the right food, or I've been out in the sun too long, or my heart is getting old and weak.


言うことをきかない、頑固だ、怠け者だとしかる前に私がそうなる原因が何かないかと 貴方自身に問い掛けてみて下さい。
適切な食餌をあげなかったのでは?
日中太陽が 照りつけている外に長時間放置していたのかも?
心臓が年をとるにつれて弱ってはいないだろうか?と...。


9.
Take care of me when I get old; you, too, willgrow old.


私が年をとってもどうか世話をして下さい。
貴方も同じように年をとるのです。


10.
Go with me on difficult journeys. Never say, "I can't bear to watch it."or, "Let it happen in my absence." Everything is easier for me if you arethere. Remember, I love you.


最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送って下さい。
「見ているのが辛いから」とか「私の居ないところで逝かせてあげて」なんて、言わないで欲しいのです 。
貴方が側にいてくれるだけで、私にはどんなことでも安らかに受け入れられます。
そして......どうか忘れないで下さい。
私が貴方を愛していることを。

作者:不明
和訳:Yorisun
訳者:Yorisunさんのページへ
しゃべっている人

ボル君近影

店長:ボル君

兄ちゃん近影

代表:兄ちゃん

時々、お姉ちゃん(兄ちゃんの奥様)

店長のボル君(トイプードル)と、
兄ちゃん(代表)の
掛け合い日記です。
近くネットショップ開店予定(?)
※只今、絶賛延期中。(泣)

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